こんにちは、ひとぅみです。
今回はタイトル通り、
あー、ほんと●●さん(プリセプター)苦手なんだよね…
仕事行きたくないな…
このようにプリセプターや指導者との関係に悩んでいて、辛いと感じる方はいませんか?
今回はそんな悩みに対して、私の経験談も踏まえてお話しができたらと思います。
なんと、看護師1年目の私もプリセプターとの関係に悩む1人でした!
そして、看護師4年目の転職先でもこの制度が適応されて、つい最近までまた悩んでました。
でも、1年目といまと2回同じ悩みを抱えたからこそ、乗り越えるために見つけたことがありました。
それをこれからお伝えしたいと思います。
これが全てではないですが、少しでも悩んでいる方の役に立てたら嬉しいです。
プリセプター制度ってなに?
プリセプター制度は、一人の先輩看護師(プリセプター)がある一定期間に新人看護師(プリセプティ)に対してマンツーマンで臨床指導する方法をいいます。
私がプリセプター制度の良い点、悪い点についてまとめてみます。
イイ!こと
・プリセプティは、同じ人に指導してもらえるので、計画的かつ一貫した方法で知識・技術を学べる
・プリセプターは後輩に教えることで改めて知識、技術を学びなおすことができる
うーん‥なこと
・プリセプティは、プリセプター以外の考え方がなかなか学びづらい
・お互いの相性が合わなければ、辛い
【解決法1】プリセプターとの関わりを振り返る
step1 相手との出来事を書き出してみる
具体的には
相手にされて嫌だったこと、イラっとしたこと、不愉快に感じたこと、悲しかったこと、辛かったなどの出来事を書き出してみる。
例えば、いまの私でいうと
①1度口頭で説明を受ける。いざ実践する時に説明された事がスムーズに出来ないと「前にもお伝えしましたが」という一言を添えた上で再度説明をされて嫌だった。
②慣れない仕事に最初から正確さと速さを求められた。また時間がないからと、仕事を途中で取り上げられたことが嫌だと感じた。
③まだ一度も見ていない、実践していないことを突然やるように求められる。それについて確認すると、不機嫌に返答や対応された。
④自分や患者への対応に違和感を感じて、苦手と感じる。
などなど、、挙げるとキリがないですね。
完全に不満がたまっているではないか。
step2 なぜ?不満を感じるのか考えてみる
次に出来事からなぜ自分が不満を感じるのか、理由を考えてみる。
例えば、私の例を考えてみます。
ちなみに、①~④の例は下の項目でもリンクして話していきます。
①口頭で一度教えてもらっただけで、スムーズに実践できなくてもしかたないじゃないか。
一度しか教わっていないことで「前にもお伝えしましたが」と言われても、困る。
その余計な一言はいらないのではないかと感じる。
②最初は遅くても正確に仕事することを私は大切にしているため、反対のことを言われて納得がいかない。
仕事を取り上げる必要があるぐらい急ぐ必要がある状況なら、そこはプリセプターや指導者がやったほうが良いのではないか。
その代わりに、少しゆっくりでも問題ない所で実践したほうが良かったのではないかと感じる。
慣れなくて、一生懸命やっても、遅くなってしまうことを見越した対応をして欲しかった。
③力量以上の仕事を求められ、分からなかったので、質問した。
それにもかかわらず、不機嫌な対応されたことが感じ悪いなと感じた。
④他人や患者への対応の仕方が自分とは異なっていたから違和感を感じた。
step3 自分に役立つこと以外は受け入れない!
step1,2で考えたことを最後は自分に役立つ情報か、それ以外の気にしなくてよいことかを考える
私の例でいうと、
①教えてもらった情報は必要。余計な一言「前にもお伝えしましたが」は気にしない、無視する
②この時間のこの仕事は、正確さだけでなく速さも求められるんだなという情報を得る。状況を見越した対応ができず、私から仕事を取り上げたプリセプターも悪いなと考えて気にしない。
③分からなかったことは、これから役立つ情報だと考える。機嫌が悪いのは、プリセプターが感情コントロールできていないだけだと考えて気にしない。
④プリセプターの他人への対応の仕方はこうなのかと考えて、気にしない。
結論 自分に役立つことだけ吸収する!あとは聞き流す・気にしない精神が大切!!
順序だててプリセプターとの出来事を振り返ると、ただ漠然と『嫌だな』、『もやもやする』気持ちを抱えるのではなく、その出来事から自分に役立つ情報はなにか、相手の問題であって聞き流してよいこと、気にしなくてよいことが整理できます。
整理できると、少し心が軽くなります。
多分、自分の中で納得や諦めができるからでないかと私は思います。
ここで、名言をお伝えします。
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる
エリック・バーン カナダ出身の精神科医
私はこの名言から『他人は変えられないけど、自分は変えられる』という視点が人間関係では大切だと感じています。
これは私の例で考えてみても、あてはまります。
多くは相手の価値観の違い、性格、考え方などが異なることが原因で生じる不満だと思います。
どちらが悪いかではなく、自分にとっては相手の言動は傷つくけど、相手にとっては普通のことと考えてしていることだと思います。
でも、相手に変わってほしい、相手を変えたいと考えても他人を変えるのは難しいです。
プリセプターという先輩との関係性なら、なお不可能ですね。
だからこそ、相手との出来事から役立つことだけ吸収して、あとは聞き流す、気にしない精神を自分がもつことが大切だと思います。
【解決法2】一人で悩まず、人に話そう!
これは”友達、恋人、家族に話をきいてもらう”という日常的にしている解決方法ではないかと思います。
人に話すことで出来事の振り返りをして、気持ちを整理できます。
さらに、自分以外の考え方や解決方法も知ることができます。
直接的な解決にならなくても、人に話をきいてもらえるだけで、私は心が軽くなりました
話しやすい上司を見つけて、相談してみよう!
仕事の人間関係で悩みは、話しやすい上司に相談して調整してもらうことも解決方法の一つです。
でも、難しい状況もあるかもしれません。それでも、一番解決が早いです。
実際、私はこれで1年目のプリセプターとの関係を解決しました。
私の1年目のこと
看護師1年目のプリセプターさんとは全く価値観が私はあわず、毎日辛かったです。
一番覚えている出来事は”中心静脈カテーテル挿入介助事件”のこと”です。
この日、たまたま中心静脈カテーテル挿入をする患者さんがいました。
しかし、私は一度も見学したことがないし、まだ学習していない技術でした。
それでも、「早くひとりでできないとならないから」と言われ、直前に軽く説明を受けただけで、プリセプターさんは他の患者の元へ行き、なかば強制的に私だけ医師の元へ送り込まれました。
想像通り、口頭だけでの説明では動けず。
気を遣った医師が他の先輩にフォローをお願いするという結果になりました。
わからない、できない自分が情けなくて、自分の力量以上のことも求められる日々は辛かったです。
徐々に『自分が分からない・できない自分が悪いから、怒られることや嫌なことが続くんだ』と自分を追い詰めていました。
もう無理だと感じていた3カ月目、入職時に教育専任看護師をしている師長の「なにかあったら、私はあなたたちの味方だからなんでも院内メールしてきてください」という言葉を思い出しました。
さすがに、入職したばかりで所属病棟の師長にプリセプターのことを話すことは悪口を言ってると思われて、感じ悪いと思われたらどうしようと思い、相談できなかったからです。
勇気をだして、教育専任師長へ悩んでいることを院内メールをしてみました。
すると、専任看護師がうまく病棟師長に繋いでくれて、私と病棟師長と教育専任師長とで三者面談をすることになりました。
面談では、プリセプターさんから課されることに対応できない自分が情けなくて、辛いと素直な気持ちを打ち明けました。
ふたりの師長は熱心に話をきいてくれました。
さらに、それまで日勤常勤であるプリセプターさんと毎日一緒に仕事をするのでなく、教えてくれる先輩を日ごとに変えてくれる対応をしてくれました。
その後は、毎日のプリセプターさんと過ごす辛い日々から解放され、プリセプターさんとは適度な距離感を保つことができるようになりました。
私のように、自分を助けてくれる上司は必ず一人はいると思います。ちなみに優秀な師長なら、部下は平等に接してくれると思います。
上司へ相談することで、プリセプターとの関係を解決できることもありますよ。
まとめ 大丈夫!”明けない夜はない”
今回はプリセプターや指導者との人間関係の悩みを解決する方法を私なりにお話ししました。
一番は『他人は変えられないけど、自分は変えられる』ことを肝に銘じて、相手との出来事から役立つことだけ吸収して、あとは聞き流す、気にしない精神を自分がもつことが大切だと思います。
あとは、毎日辛いことが続くと、ずっと辛いままだと感じて苦しくなることがあります。
でも、日々辛いことを乗り越えるうちに少しずつ人は成長します。
ずっと辛いことは続きません。きっと、頑張った分だけ良いことがあると私は信じています。
これを表す有名な言葉に『明けない夜はない』があります。
朝は必ず夜になり、夜は必ず朝を迎えるということ。
つまり、人生でずっと悪いことは続かず、いつかは必ず好転するということです。
この考えが頭の片隅にあるだけで、辛い時にいまは耐え時なんだな、必ず良いことが起きると思えば耐えられると思います。
それでは、また★